藝文ギャラリー 常陽郷土会館1階
現在の展示内容
碧き炎
井上英基 展

「碧彩鉢」(2015年)
- 会場 藝文ギャラリー(入場無料)
-
- 前期
2023年4月1日(土)~4月30日(日) - 後期
2023年5月3日(水)~5月28日(日)
- 前期
※毎週月曜日休館となります。
略歴
- 1970年
水戸市に生まれる - 1999年
渡独しベンドリン・シュタール氏に師事 - 2008年
日本現代工芸美術展にて新人賞(2015年現代工芸本会員賞)
国民文化祭いばらき美術展にて茨城県知事賞 - 2009年
第41回日展初入選 - 2015年
第23回日本陶芸展にて大賞・桂宮賜杯
改組第2回日展入選 - 2017年
JR東日本豪華寝台列車TRAIN SUITE四季島の湯呑制作 - 2018年
秋篠宮同妃殿下ご来県献上品制作 - 2021年
茨城県芸術祭美術展覧会にて波山賞 - 現 在
国際陶芸アカデミー(IAC)会員、日展会友、現代工芸美術家協会本会員、茨城県美術展覧会委員、茨城工芸会副会長、茨城県日独文化協会常務理事。笠間市在住。
陶芸家・井上英基さんは日展を中心に作品を発表してきた父・井上壽博さんと窯業指導所で基礎を学んだのち、ドイツで国際陶芸アカデミー会員のベンドリン・シュタール氏に師事しました。井上さんの作品に特徴的なエメラルドグリーンの碧彩釉は、ドイツ留学中に開発した釉薬の一つです。さらに釉薬を重ねてグラデーションを出す方法を研究し、碧彩釉から金茶色を経て底部のアイボリーに連なる大鉢「碧彩鉢」は2015年日本陶芸展で大賞・桂宮賜杯を受賞しました。
またJR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE四季島」が日本海ルートを走る際に提供される和食で、碧彩釉を用いた湯呑が採用されるなど、井上さんの活躍の場は多方面に広がっています。
今展では日展と現代工芸美術展出品作を中心に優品22点を二期に分けて展示いたします。
過去の展示内容
下妻市ふるさと博物館所蔵
市村緑郎展

「空遠く」(2003年)
- 会場 第1会場:藝文ギャラリー(入場無料)
-
- 前期
2023年2月8日(水)~2月26日(日) - 後期
2023年3月1日(水)~3月30日(木)
- 前期
- 会場 第2会場:藝文プラザ(入場無料)
-
- 2023年2月8日(水)~3月30日(木)
※毎週月曜日休館となります。
略歴
- 1936年
下妻市に生まれる。 - 1961年
日彫展、日展初入選。 - 1962年
東京教育大学(現・筑波大学)教育学部芸術学科彫塑専攻卒業。白日会展初入選。 - 1977年
文部省短期在外研究員として渡欧。 - 1986年
ロダン大賞展入選(88年彫刻の森美術館賞)。 - 2006年
日本芸術院賞。 - 2008年
日本芸術院会員となる。 - 2009年
下妻市市民栄誉賞。 - 2010年
神宮美術館特別展「光―歌会始御題によせて―」(神宮美術館)に出品。 - 2013年
「ベストセレクション美術2013」(東京都美術館)に出品。 - ほか 個展、グループ展、受賞多数。
- 2014年
逝去(享年78)。正四位、旭日中綬章。
下妻市出身の彫刻家・市村緑郎(1936~2014)は、イタリア彫刻の量感豊かな表現に惹かれて彫塑を学び、卒業後は教員を続けながら日展、日彫展、白日会展を中心に作品を発表しました。1977年に文部省短期在外研究員として渡欧し、ヨーロッパの彫刻と美術教育について研究を深め、帰国後は埼玉大学や熊本県の崇城大学などで後進を指導しました。2008年に日本芸術院会員となり2014年78歳で亡くなるまで精力的に制作に打ち込みました。
初期の市村の作品は、主にたくましい男性像でした。80年代には現代彫刻のコンペティションにおいても抽象的な作品で高い評価を受けます。しかし、団体公募展に出品し制作の基本としたのは裸婦像でした。西洋において紀元前から続く人物像のリアルな表現に影響を受けていた市村は、生涯具象的な表現を追求し、無駄のない確かな造形で「空」「風」「水」など自然から受ける印象を人物像に投影して表現し続けました。
今展の出品作品は全て下妻市ふるさと博物館所蔵となります。第1会場は抽象作品や小品も含めた21点を2期に分け、第2会場では大作13点を展示いたします。
今後の展示予定
開催中
井上英基展(陶芸)
4月1日(土)~5月28日(日)
予定
横須賀幸正展(洋画)
5月31日(水)~7月30日(日)
予定
佐藤豊展(日本画)
8月2日(水)~10月1日(日)
予定
額賀章夫展(陶芸)
10月4日(水)~11月26日(日)
予定
慈しみの
11月29日(水)~1月28日(日)
予定
入江英子展(洋画)
1月31日(水)~3月30日(土)